職務経歴書に掲載する項目
さて、実際に職務経歴書の作成に入る前にまずは項目から決めてゆくことが大切です。
どんな項目が自分にとって有利になるのかを考えます。あなたオリジナルの項目でも構いません。以下はその項目の例です:
【 略歴 】
概要を簡単に説明することで採用担当者にとって読みやすくします。
【 職歴(職務経歴) 】
これは必ず盛り込む内容ですが、職歴は履歴書の繰り替えしではなく、もっと具体的にピンポイントでアピールしましょう。
【 資格 】
できるだけ、誰もが持っている資格などは書かずに(そろばん3級など)応募している仕事に関わりのあると思われる資格を書き入れます。
【 PCスキル 】
今ではパソコンが使えることは当り前のようになっていますが、関連するものは書き入れましょう。また、自分が関連しないと思っていても、書いたほうが有利だと感じれば記載しておいて損はないでしょう。
【 自己PR 】
自己PRは「あなたの紹介」ではありません。あなたをその企業が採用する理由となるものを提示します。一般的な事柄ではなくより具体的に書き入れましょう。自己PRについては他で詳しく触れたいと思います。
【 実績 】
職務経歴のほかに実績だけに焦点をあてて書き入れる方法もあります。その際は実績全てをアピールするのではなく、応募している仕事内容に具体的にどのように活かすことができるのかを相手にイメージさせるように心がけます。
【 語学力 】
語学力が必要とされる職種の場合はここにスポットライトを当てて、資格とは切り離して考えるのも方法です。その際、留学経験などがあればより具体的に書き入れたほうがよいでしょう。
その他職務経歴書に盛り込みたいもの
他にお勧めなのが、自分独自の項目を作ることです。例えば 【営業戦略】 といった形であなたが、どのようなアプローチで営業という仕事に向き合っているのかを伝える、又はどのような根拠に基づいて戦略を立てているといったことを書くことで他との差別化を図ると同時に採用担当者の目を引くことにもつながると思います。
ここに挙げた項目は全て書くわけではありません。あくまであなたに合った、あなた独自の内容としてゆくことでオリジナルなものを作ることが目的です。よく、市販されている職務経歴書を買ってきて書く人もいますが、私に言わせればせっかく自由な表現が可能であなたという人を自分なりにアピールできるチャンスをみすみす捨てているようなものです。
あくまでもオリジナルに。仕事でも同じです。あなたしか出来ない、あなたでなければ成り立たないという人材になることがその企業にとって必要とされる理由になるわけですから。