退職理由の良い例 / 履歴書の書き方マスターガイド
退職理由の良い例 / 履歴書の書き方ガイド
退職理由として採用担当者がマイナスに感じない場合は、プラス発想も勿論そうですが、退職はやむを得なかったと感じ取れる場合です。せっかく採用してもすぐにやめられたのでは意味がありません。ですから、長い間会社にとって有益なことを提供してくれそうな人を好むものです。
「大変不本意でしたが、転職を決意しました。」
この表現が退職理由としては最も適切ではないでしょうか。採用する側としては「やる気はあったが、それがかなわない何らかの事情があった」ために退職を余儀なくされたといった理由の方が納得します。
その会社がただ単に嫌でやめる場合もあると思います。人間関係もそうです。長い間耐えてきたが、精神的にもとても不健康な状態が続いたために退職する。そういった理由もあるでしょう。これを私は否定しているわけではありません。
一度しかない人生でなぜ自らの意思で嫌々働かなければならないのでしょうか。
ただそれを言った上で、あえてそういった理由は退職理由には書かないようにする必要があります。何故なら、採用担当者はあなたが置かれていたその状況を理解することは殆どないからです。分かってもらえないだけでなく、誤解さえも起こしてしまいます。
また、「前職ではセールスサポートを任せられており、誇りをもって仕事に励んで参りましたが、私の最終的な目的である営業になるには社内規定で制限があったために上司と十分に相談の上、転職を決意しました。」
といった書き方ですと「前職を続ける意思はあったが、やむを得なかった」と感じてもらえます。また、いきなりやめるのではなく上司と相談しているという所からも採用してもし何かしらのトラブルがあったとしてもいきなり辞めるということはなさそうだと思ってもらえます。